今、「東京タワー」という本を読み終えた。著者リリー・フランキー。
ちょっと変わった家庭環境に生まれたボクが自分の生活に嫌気がさして15歳で田舎から上京し、彼の人生を描いたストーリー。”ボク”、”オカン”、”オトン”との「家族」がテーマ。たぶん実話。
感想からいうと、とても感動した。読み始めたら止まらなくて、9:00 pmから読み始めたのだが読み終わったのが現在3:00 am過ぎ。枕も涙でビショビショになった。。微妙に今の自分の状況と重なる部分があるから余計感情移入したのかもしれない。いろんなこととても考えさせられた。
この本は特にボクとオカンの関係、心境が描かれているのだが、母親はこんなにも子供のために自分を犠牲にできるのか、母は強いなと思った。私はまだ結婚もしていなければ子供もいないが、母親とはこういうものなのかと勉強になった。そして、自分の親に対してもいろいろ考えるようになった。大切な人を失う辛さ、想像もつかない。でも、いつかはわからないが人間はいつかは死んでしまう運命。死んでしまってからでは遅いのだ、後悔しないように感謝の気持ち、思いやりの気持ちを示そう。親孝行しようと思った。
このオカンの人柄がなんともいえない。自分のことより、常に他人のことを考えている。自分の家族だけでなく、周りにいるすべてのひとを。世の中には有り余るほどのお金を撒き散らしている人もいれば、彼女のように裕福ではないのに苦労して節約したお金を世界に貢献している人もいる。別にお金があるわけでも、地位があるわけでもないのに自然と彼女の周りには人が集まり、絶えず笑いがある。彼女が死んだときも自然と周りには大勢の人が集まった。私もこのような人になろうと思った。損得などを考えず、周りのひとにやさしくし、思いやりを持とう、広い心を持とう思った。めったにできないよ、こんなこと。彼女のように死ぬときは大勢の人に見送られたい。そしたら寂しくもなく、幸せな気持ちで他界できるだろう。 オカンは死ぬ間際の苦しい時も子供の身体のことを心配していた。
リリーの文章も好き。彼の描写がとてもリアルで鮮明にその場面が浮かんでくる。特に東京に住んでいるひとはもっとよく分かると思う。読みながら主人公と一緒に東京の至るところに行ける。あと、九州弁の会話やたまにあるツッコミも面白い。
う~ん、まだ余韻に浸ってます。。ぜひこの本読んでみてください。これからの生き方考えさせられます。
3 comments:
こんばんは。
泣けそうだね。
この本を読みたくなりました。
と言ったけど、英語版とか、あるのかな…
日本語じゃ、分からないかもね。
こういう物語、本当に考えさせられるよね。
ちなみに、僕が香港で買った赤川次郎先生の本を何冊もある。あ、もちろん中国語(広東語)版です。先月読んだのは「散歩道」という短編集。読みやすくて一つ一つの話も意味がある。いろんなこと気付いたり家族や周りの全てに感謝したくて、自分は自分であることに幸せに思えるって気持ちになりました。
毎日の生活の中にやっぱり、ココロを打つ話が必要だね。
tzemanさん、
ぜひ読んでみて!英語版か~わかんないなぁ。なんで日本語じゃわからないの?っていうかtzemanは何じん!?日本語わからないってじゃあなんでこんなに日本語書けるの??
いや、分からないとは、自分が日本語で書かれた本が読めるのかどうか、自信がないってことです。
でも読んでみていないと、分からないね。
あ、Profileで☆Mayu☆さんのメールアドレスが書いてあることに気付いた僕、今度メールしてみましょう~
ヨロシク~
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